Getting Started

2 I/Oボードとマイコンボードを組み立てよう
2-1 ハンダの基礎

概要

私たちが普段使っている、ほぼ全ての電化製品やパソコンの中に入っている電子回路基板は、製品の性能を決める重要な役割を担っています。
搭載されている電子部品を理解できるようになると自分でオリジナルの回路を組み立てることもできます。
ここではI/O (アイ・オー)ボードの組み立てからはじめます。

2-1 ハンダの基礎
ハンダ付けとは、(1)ハンダによって電子部品を基板に接着させること、 (2)基板の回路と電子部品との間に電気を通すことです。
はんだ
ハンダは線状になっているのが一般的で、ハンダ線、糸ハンダ、単にハンダと言われています。ハンダごてという、こて先が高温になる道具でハンダを溶かして接着します。

ハンダ付け手順
(1)部品をキチンと固定する。

固定方法

マスキングテープなどで基板と部品をしっかり固定します。面倒でもしっかり固定をすることで、部品が曲がったり、基板から浮いたりしてハンダ付けされてしまうのを防ぐことができます。

(2) ハンダごてをランドにあてて予熱
ランドとは銀色の輪っかの部分。実際にハンダ付けをするところです。
まずはこて先をランドの部分に当て、3秒ぐらい熱します。

(3) ランドにハンダ線をつけてハンダを流す
こて先はそのままで、ランドにハンダ線をつけるとハンダが溶けてランドに流れ込みます。

(4)ハンダ線を離す
富士山のようなきれいなかたちになるように、ハンダごての熱でハンダを溶かします。

(5)ハンダごてを離す
ハンダが冷めて固まるのを待ちます。

はんだづけ手順

PDF版ダウンロード(2012.9更新)

授業の教科書から抜粋したテキストです。

p-paletteでできること
1.

使う工具・道具一覧

2.

I/Oボードとマイコンボードを組み立てよう

2-1
ハンダの基礎
2-2
シルク印刷と電子部品
2-3
I/Oボード作成
2-4
マイコンボード作成
4.

開発環境 

4-1
開発環境「CCS」のインストール
4-2
サポートファイルのインストール
4-3
開発環境「CCS」の使い方
4-4
Arduino互換の開発環境「f-palette IDE」のインストール
5.

LEDをぴかぴかさせてみよう -デジタル入出力(DIO)機能を使う

5-1
サンプルプログラム『LED_Switch』の実行
5-2
プログラムの中身を見てみよう
5-3
LED_Switchチャレンジ
5-4
f-palette IDEプログラムの実行
7.

モータを回してみよう-PWM&モータドライバでモータを駆動する

7-1
モータ&モータドライバの組み立て
7-2
サンプルプログラム『Motors』の実行
7-3
プログラムの中身を見てみよう
7-4
Motorチャレンジ
7-5
f-palette IDEプログラムの実行
8.

センサでいろいろ測ってみよう-A/D(アナログ・デジタル)変換

8-1
A/D(アナログ・デジタル)変換とは?
8-2
PSDセンサの組み立て
8-3
サンプルプログラム『PSD』の実行
8-4
プログラムの中身を見てみよう
8-5
センサの出力データを確認してみよう
8-6
PSDチャレンジ
8-7
f-palette IDEプログラムの実行
12.

秋葉原にでかけよう

7-1
奥村研究員お薦めショップ
7-2
秋葉原マップ

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