あくび (Yosuke Ushigome,Takashi Suzuki )
作家プロフィール
牛込 陽介 Yosuke Ushigome (所属: Royal College of Art)
2010年、東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。Ephyra(山中俊治氏、2007)やfurin(takram、2008)など、インタラクティブなインスタレーションプロジェクトに数多く携わった経験を生かし、先端技術のデザインが人間の身体にもたらす可能性を実践的に検証している。現在Royal College of Art, Design Interactionsに在籍中。
鈴木 隆志 Takashi Suzuki (所属: 株式会社バッファールネス)
2007年、石橋素の弟子となり、電子工作やプログラミングを用いた作品にとりこむ。慶応理工学部、東京大学情報学環を卒業し、株式会社バッファールネスを設立。立体作品を中心に、人のもつ抗えなさを追求する。
作品説明
「あくび」という生理現象をモチーフにしたインタラクティブな作品およびストーリー。いまだその効果が謎に包まれている「あくび」を「伝染する眠気」ととらえ、ネット・ロボット・プロダクト・人間など様々なものに伝染していく身体感覚を描こうとしている。この構想の中から、今回は互いにあくびを伝染しあう単純な機構の「あくびロボット」を製作し、それを「眠気アラーム」として用いるストーリーを映像化した。
「眠気アラーム」が設定した時間を迎えると、「あくびロボット」は互いにあくびを伝染させながら目の前の人間を眠りに誘う。「あくびロボット」の制御にはf-paletteを、人間のあくびの検知にはopenframeworksとそのAddonを使用している。
f-paletteは「あくびロボット」の制御に用いている。4体製作した「あくびロボット」はそれぞれ口を開閉するためのモータ、あくびを他のロボットに伝染すための赤外線LED、あくびを受信するためのフォトトランジスタを搭載しているが、4体の入出力のすべてを1台のf-paletteで行うことができたのは作業を進める上で多いに役立った。Arduino開発環境と互換性の高い開発環境も整備されているので、より小さなArduino miniなどをそれぞれのロボットに搭載したい場合などにもコードの流用が簡単であった。
作品製作過程
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